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国際看護学の授業

.17 2017 未分類 comment(0) trackback(0)
みなさまこんにちは!急に寒さが増してきましたね。
お鍋の美味しい季節になってきました。
今回は修士1年の坪田がブログを担当します、よろしくお願いします。

先日私たちの研究室に、筑波大学修士課程看護学専攻の学生6名をお迎えし、国際看護学の授業がありました。
留学生、魏 晨さんから「中国の高齢者ケア体制について」のお話をいただき、
中国の高齢者がより安心し幸せに生きていく社会を実現するためにできることをチームで話し合い、
エンパワメント支援設計図を作成しました。

看護学専攻の学生、公衆衛生学専攻の学生、日本人と中国からの留学生が1つのチームとなり、
中国の現状を聞きながら計画を作成していきました。日本では、私たちが看護学生の時代から、
すでに多くの高齢者サポート体制が整っていたため、中国での高齢者支援に関する多くの課題は、
とても新鮮で難しく感じました。特に、「家族が高齢者施設へ入所することは、家族を自分で見ない
親不孝者と思われてしまう。」という話を聞き、自分の祖父母が同じことを話していたことを思い出しました。

中国では施設サービスが充実していないため、施設への信頼が薄い状態です。
また、施設入所や訪問サービス等の支援が整備されておらず、家族の身体的金銭的負担も大きいと言います。

「家族を大切にしたい」という中国のみなさんの温かい心を大切にしながら、どんな支援ができるのか、
エンパワメント支援設計図を発表しディスカッションを行いました。

【発表風景】
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各チーム「認知症への理解促進」「医療保険制度の見直し」「既存施設の再構築と施設へのイメージ改革」について
発表がありました。計画のテーマが様々であり、どれもとても興味深くディスカッションするできました。
安梅先生からは、「対象者の『強み』を活かした支援設計図が対象者をエンパワメントする秘訣である」
というアドバイスをいただき、支援設計図をより深める大切な視点を学ばせていただきました。

【参加者の集合写真】
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看護の支援、地域保健の視点、日本と中国の視点、さまざまな経験を持つ方と話し合いができ、
とても楽しく学びのある時間を過ごすことができました!
みなさまご参加ありがとうございました!!

第8回 みらいエンパワメントカフェ

.13 2017 未分類 comment(0) trackback(0)
Hi, everyone.
I’m Tao, and I am a trainee in this laboratory.
It’s a great pleasure for me to write this blog.
Recently, the weather has gradually become cold, and we should be sure to keep warm.
This empowerment seminar was held in International Culture Hall.
It is a great pleasure for us to invite Professor Katahira to give a lecture.
Professor Katahira is professional in brand management.
He has great influence on enterprises both at home and abroad.

This time Professor Katahira gave us a lecture on the cycle of smiles.
He clarified a sustainable spiral of smiles. At first, he explained why a brand was created and he listed two points.
One point was that many factors have contributed to the formation of brands.
For example, customers, talents, mass publicity, government, money, chance and so on.

The other point was that everybody in this campaign works hard and finally gets achievements.
These achievements gathered together and at last created a greater fascination.
There were still many other points. For example, if every member in a campaign continuously shows their love,
trusts, and praise, the relationship between them will always be in harmony.
We can find some explanation for it from empowerment.

Empowerment is something that gives people hopes and dreams, brings them courage,
and prompts them to be filled with the strength to live.
It is the empowerment that draws out that magnificent power.
It is empowerment that allows the vital force and potential that lie hidden deep within us to flow.

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Later, Professor Katahira gave us a picture to clearly demonstrate the factors
in the cycle of smile and it was going deeper.
Professor Katahira told us that brand is a game of memory. It is a cumulation of the receptors’ memories.
Professor Katahira showed us that there were three conditions for memory:
the experience of smiles, the impression of brand and “why&who”.
There are also three important factors for smiles: expectation, surprises, and respect.
Professor Katahira cited many brands as examples like SK-II, Line and so on.
And he made a detailed explanation for MUJI. Professor Katahira also cited some quotes.
What impressed me a lot was that “Brand is not a Promise, but a Universe.”(Kapferene & Bastien, 2012)
Professor Katahira paid a lot of effort in this area and we all felt the hard working he had done.
Professor Katahira is so humorous that we were all attracted to him.


Through his presentation, we learned that smile is important in brand culture
and if a campaign wants to create a brand successful,
they must make a lot of efforts and pay much attention to the cycle of smiles.
This empowerment seminar ended in a satisfactory way.
We learned a lot about the brand culture and were impressed by Professor Katahira.
This will help us to have a better study in the future. We are all looking forward to the next meeting.

第76回日本公衆衛生学会総会

.06 2017 学会・フォーラム・シンポジウム comment(0) trackback(0)
みなさんこんにちは、おはようございます、こんばんは!
修士課程1年の年野(としの)です。
全国的には初雪の便りも聞かれ、秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

10月31日(火)から11月2日(木)までの3日間は、第76回日本公衆衛生学会総会に参加するために研究室メンバーで鹿児島県へ向かいました!
降り立った鹿児島では暑い日差しに迎えられ、関東から一緒に空港に降り立った方々が一同に上着を脱ぎ始めたことが印象的でした。

初日の31日(火)には当研究室主催のシンポジウムを「当事者主体のコミュニティ・エンパワメントの評価と活用法」というテーマのもとに講師先生方に語っていただきました。

飛島村の奥村先生、伊藤先生からは、「25年におよぶ多世代交流と健康長寿支援」との題でとびしまオリジナル体操普及をはじめとした自治体での健康づくり事業とその評価について実例を交えて語っていただきました。

北九州市立小倉北ふれあい保育所の酒井先生からは「夜間保育所からみた育児環境支援―17年の変化と成果」との題で保育所における育児環境評価指標(ICCE:Index of Child Care Environment)を活用した当事者主体の支援の在り方と効果についてご説明いただきました。

社会福祉法人芳香会の酒寄先生からは「社会福祉法人のコミュニティ・エンパワメント」と題し、法人での「夢の花ワークショップ」を通じた職員(当事者)エンパワメントの実践と評価についてご紹介いただきました。

最後に、健康科学大学の篠原先生より「健やか親子21包括的支援」との題で、全国各地での当事者主体のコミュニティ・エンパワメント評価と活用方法の展開についてお話いただきました。
参加者の皆様にとって大変興味深い内容を、それぞれの先生方の実践に基づきながら分かりやすくご説明してくださいました。

シンポジウム座長の安梅先生、篠原先生とシンポジストのみなさまと記念撮影♪
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また、同日夜には毎年恒例の自由集会を「生涯発達コミュニティ・エンパワメント―コホート根拠を実践に生かすー」をテーマに掲げ開催しました。シンポジウムに引き続き、北九州市立小倉北ふれあい保育所の酒井先生を講師に迎え、夜間におよぶ長時間保育の課題から、保育の質向上に向けた取り組みと評価についてお話いただきました。チームエンパワメントとして所内職員での勉強会や、保育所を利用されている方々が目標を理解しやすいように子どもの発達を見える化(データ化)した子育て支援についてご紹介頂きました。そして、伊藤先生、奥村先生、酒寄先生のお3方に話題提供者としてお話いただきました。
評価と実践のつながりの重要性に焦点をあてた会となり、参加者はそれぞれの立場で、実践と評価を融合させる大切さ、エンパワメントを考える機会となりました。

自由集会メイン講師の酒井先生☆
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一般演題としては初日の博士2年の渡邊久実さんを皮切りに、渡辺多恵子先生、伊藤先生、澤田先生、田中先生、修士2年の佐野さんのご発表がありました。

素晴らしい発表をされたみなさんのポスターセッションの様子です!熱い思いが伝わってきますね♪
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自由集会後の懇親会も大盛況!自由集会の議論の続きはもちろんのこと、鹿児島の幸を堪能いたしました!(盛り上がり過ぎて写真撮影を忘れてしまいました。。。)

この3日間を通して、改めて公衆衛生学の幅広さを実感するとともに、注目されている話題は何か、政策立案、実行へどのような働きかけが必要とされているかを垣間見ることが出来ました。そして、諸先輩方の発表を通して、私自身も実践と評価を繋げ、実現できる人間になっていきたいと強く思いました。

参加者全員でポスター発表後に記念撮影📷
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来年の第77回公衆衛生学会は私の出身県でもある福島県で開催予定です。私も先輩方と共に演者として発表できるよう、努力を重ねていきたいと思います。
また次回、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!
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